2023年9月の記事一覧

海外交流13日目

令和5年度礼文町海外交流事業 13日目

 前日にロサンゼルス国際空港より日本に帰国し、羽田、稚内を経由して礼文に帰着しました。疲れた顔も見えましたが、島が近づくにつれ安心した表情になっていきました。フェリーターミナルに到着すると、保護者の方々をはじめ、礼文町職員、本校職員、多くの方にお出迎えいただきました。帰着式では、越後君が今回の研修で学んだことをまとめて発表し、令和5年度礼文町海外交流事業の幕を下ろしました。

 全ての生徒にとって初めての体験の中、体調が悪くなったり、トラブルにあったりもしましたが、ホストファミリーや仲間と協力し、乗り越えることができました。アメリカ滞在中には全てのことが新鮮に見え、興味を持って自分の感じるままに行動していました。それは日本に帰ってきてからも同じで、今まで当たり前に思っていたことを違う見方で見て、どんなことでも興味を持って挑戦する姿勢を持ち続けてほしいと思います。

 最後になりますが、本事業の実施にあたり多大なご支援と応援をいただいた礼文町の皆様、礼文町及び礼文町教育委員会、姉妹校のJohn Muir Middle SchoolをはじめとするLAサポーターの皆様に、心より感謝申し上げます。あわせて、本事業が今後ますます生徒にとって良いものになるよう応援よろしくお願いいたします。

 

 

海外交流10日目

令和5年度礼文町海外交流事業 10日目

 プログラムとしては最終日となる10日目です。ホストファミリーデーの興奮冷めやらぬ中集合しました。どの生徒もホストとの最後の別れを惜しみ、愛情溢れる一幕が見られました。

 本日のテーマは「日本を見直す」でした。午前は、Pasadena Carolさん宅にてお話をいただきました。Carolさんは、日本の文化や建築や自然に大変深い知見を持っておられ、外国人から見た日本の魅力や文化の素晴らしさをお宅訪問を通して学びました。

 次に、Little Tokyo及び、日本領事館を訪問しました。Little Tokyoでは、Go For Brokeという展示を通し、日系人の歴史や米国に対する貢献について学習しました。領事館では、総領事である曽根様と面会し、プレゼンテーションを披露しました。曽根様への質問コーナーでは、多くの生徒が積極的に手を挙げ、領事館の仕事や英語を学ぶことの意義について考える時間となりました。最後には、自分たち若い世代に期待することを述べられ、自分の将来についてあらためて意識を持つことができました。

 最後に、Anaheimにあるエンゼルススタジアムで、ロサンゼルスエンゼルス対テキサスレンジャーズの試合を観戦しました。人生初の野球観戦という生徒も多く、アメリカ特有の応援の仕方や観戦スタイルを見よう見まねで学び、会場の一部となって観戦することができました。

 本プログラムを通して、英語だけでなく、人との関わり方や自己表現の方法、文化へのリスペクト等、多くのことを知り、身につけることができたように見えます。明日の飛行機で日本へと向かい、新たな自分として日本での生活をスタートしてほしいと思います。

 

 

 

 

 

海外交流7日目

令和5年度礼文町海外交流事業 7日目

 本事業の目的の一つである姉妹校であるJohn Muir Middle Schoolとの交流を行いました。

 各生徒が学校に送ってもらう様子が本当の家族のように見えた朝からJapan Dayは始まりました。午前はJohn Muirで行われている通常クラスにグループで分かれて参加し、同じ課題について英語を通して考えるという機会を得ることができました。中には課題の正解にたどり着いた生徒もおり、現地生徒から尊敬の眼差しを受けることもありました。昼食の際には、文化体験として現地の茶道一門の方を中心に日本文化体験を行いました。お茶や茶菓子の味の感想を話し合ったり、茶道について教えたりするなど有意義な機会となりました。

 午後には、Japan Dayの本番であるホールでのよさこい披露に移りました。はっぴを着て校内を歩くだけで歓声が上がるなど、礼文生徒への期待と歓迎を感じる瞬間でした。ステージに上がり、自己紹介とアメリカで気に入ったものを紹介し、休場さんのスピーチの後によさこいを披露しました。全生徒が興奮した様子でよさこいを見て、終わった後には割れんばかりの大歓声が上がりました。今回は、スペシャルゲストとして、北海道出身のドラマーYOYOKAさんを招き、世界で活躍する近い世代のパフォーマンスを見ることができました。

 一日を通して、礼文生徒の心をこめたパフォーマンスと、心をこめて迎える準備をしてくれたJohn Muirのみなさんの気持ちが通じ合ったことを感じました。

 明日明後日は楽しみにしているホストファミリーデーです。ファミリーの一員になれた礼文生徒にとっては一生忘れられない2日間になります。全力で楽しんでください。

 

 

 

海外交流6日目

令和5年度礼文町海外交流事業 6日目

 学校訪問2日目は、Campbell Hall High Schoolを訪れました。前日の学校訪問で自信がついたのか、モチベーション高く様々な活動に参加できました。

 日本語クラスの授業では、お互いの名前を覚えるゲームやお互いの好きなものを紹介し合うゲームをし、またお互いに質問をしながら共通点を探すゲームでは国は違えど共通するものがあることを学ぶことができました。もちろんプレゼンも披露し、クイズや高校生らしいトピックでは現地生徒の楽しむ様子が見られました。

 お店で昼食を手慣れた様子で食べた後は、Getty Centerに行きました。絵画や彫刻、陶磁器など、様々な美術品を鑑賞することができました。

 明日はメインイベントである、John Muir Middle SchoolでのJapan Dayです。伝統あるこのイベントに向けてたくさん準備をしてきました。姉妹校であるJohn Muirの生徒たちに、自分たちの想いを伝えられるよう、精一杯がんばります。

 

 

 

 

海外交流5日目

令和5年度礼文町海外交流事業 5日目

 学校訪問の1日目でした。本日訪れたのは、Notre Dame HIgh Schoolです。歴史ある学校で、毎年礼文高校生の訪問を楽しみにしてくれています。

 生徒たちはホストファミリーに送ってもらい登校しました。車から降りてくる様子は本当の家族のようで、生徒たちが無事に受け入れられたことに安心しました。

 1時間目は日本語クラスで、用意したプレゼンテーションを披露したり、自分の持ち物や趣味、写真を見せ合ったりしながら現地の生徒との交流を楽しみました。同じ高校生の視点から、お互いの違うところだけではなく、共通すること、共感することを発見することができました。その後、地理クラスやフランス語クラスにも参加し、様々な生徒と触れ合いました。

 ランチタイムには練習を積み重ねてきたよさこいを披露しました。藤井君の英語での挨拶から始まり、最後には現地の生徒と一緒に踊るなど大きな盛り上がりを見せました。「頑張る人をリスペクトする」というアメリカらしさを全身で感じ、生徒たちは大きな自信を得た様子でした。

 午後もプレゼンや文化体験を通して、午前よりもリラックスした状態で交流を行いました。お互いに気になることを質問をしたり、うまく話せなくてもスマートフォンや身振りを使って自分の考えを伝えることで、コミュニケーションの幅を広げることができました。日本語クラスの先生が「日本語クラスの生徒に「一番の思い出は?」と聞くと全員が「礼文の生徒と交流したこと」と答える」と語っていたことが印象に残りました。

 

 

 

 

 

海外交流4日目

令和5年度礼文町海外交流事業 4日目

 国立公園での学習を終え、スタート地点であるロサンゼルスに帰ってきました。朝早くに出発し、途中でLindsayにあるFORD FARMSで体験学習を行いました。様々な動物が飼育されており、動物との触れ合いや、牧場を経営するファミリーによるガイドツアー、流水を利用した鉱石掘り体験を楽しみました。特にガイドツアーでは、「未知のことを英語で学ぶ」という体験をすることができました。

 John Muir Middle School到着後、毎年恒例であるYoko Pusavat先生の講義を受けました。「叩いて響く人になる」「他者を理解することで自分を知る」など、海外交流の心構えやコミュニケーションの方法について学習しました。その後、ついにホストファミリーと初対面しました。最初はかなり緊張していましたが、ファミリーの笑顔や心遣い、優しい言葉によって最後には安心して帰路につきました。

 明日からはいよいよ学校訪問が始まります。練習してきたプレゼンやよさこいの成果を発揮できると信じています。

 

 

 

 

 

海外交流3日目

令和5年度礼文町海外交流事業 3日目

 本日は、Sequoia and Kings Canyon National Parksでの体験学習を行いました。国立公園で生活をしている本校生徒として、他国の国立公園について学び、お互いの良さや違いを感じ、考えることを目的としています。

 ホテルから車でどんどん標高を上げながら、世界最大級のGeneral Grant TreeやGeneral Sherman Tree、車が通れるほどの大きさの倒木Tunnel Logを見学しました。最終的に、標高約2,000mにあるMoro Rockという巨岩を全員で登りました。急勾配を登った先では、4,000m近い山々に囲まれた国立公園全体を一望でき、日本全体の面積に勝るカリフォルニアの大地の大きさと雄大さを肌で感じることができました。

 一日を通して、植物、土、生物、空気、自然に対する考え方を五感で学び、生徒それぞれが自身の中に新たな知見を得られました。明日よりLAに戻り、いよいよ学校同士の交流が始まります。今度は、ホストファミリーをはじめとした新たな人々との関わりの中で、新たな自分やまだ見ぬ世界を感じてもらいたいと思います。

 

 

 

海外交流2日目

令和5年度礼文町海外交流事業 2日目

 今年も礼文高校1年生がロサンゼルスの地を踏みました。初めて国際線に乗る生徒がほとんどで、慣れない長時間のフライトや出入国手続きで苦労しましたが、全員揃って海外交流事業をスタートすることができました。

 最初に訪れたのは、Vasquez Rocksです。阿岸明子様をはじめとするLAでのサポーターのみなさんとも合流し、「やったらダメなことは教えてくれるから、まずは自分で考えてやってみよう」というメッセージを受けました。映画の撮影でも使用された奇岩群を自分のペースで登り、各々が達成感とアメリカに到着した実感を得ていました。

 その後は、各地でアメリカで初めての食事や買い物をなんとかクリアしながら、明日訪れるセコイア国立公園の手前、Visaliaという町のホテルに到着しました。移動の疲れや時差ボケに負けず、明日も自分で考えチャレンジする姿勢で臨むことを願っています。

 

 

 

 

海外交流1日目

令和5年度礼文町海外交流事業 1日目

 出発式での代表生徒の決意の言葉から令和5年度海外交流事業がいよいよ始まりました。15名の1年生が、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに向けて旅立ちます。今日まで準備したその成果が実ることを期待します。

 1日目は、礼文島から東京までの移動でした。東京の暑さに驚く場面もありましたが、無事に宿泊地に到着しました。明日、成田空港からついにアメリカに旅立ちます。

 見送りに来てくださった、保護者の皆様、礼文町職員の皆様、地域の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

フィールドワーク 地層・岩石観察実習

 9月5日(火)3・4校時 3年生選択科目 フィールドワーク(理科分野)の授業において、礼文島北部3カ所における地層や岩石の観察実習を行いました。

 浜中では堆積岩の隙間に染み出した成分が固まってできたメノウ石を観察し、鉄府では堆積岩の一種である頁岩の崩れやすさを体感しました。最後に訪れた澄海岬では美しい海と柱状節理の観察を行う事ができました。島内出身の生徒でも、知っている景色を普段と違う観点で見ることができ、充実した実習となりました。